COPDは、咳や痰が出るようになるとともに、体を動かしたときなどの息切れが生じるのが特徴です。階段や坂道を上がったりすると、息苦しくなります。しかし、こうした症状が現れるのは、COPDがある程度進行してからです。気づかないうちに、肺の障害は進んでいるのです。
COPDが疑われる時は、「スパイロメーター※」という機器を使って、肺の機能がどのくらい保たれているかを検査します。当院では、一秒間に呼出できる空気の量から“肺年齢”を算出し治療効果の判定に用いています。
※スパイロメーター:肺の容積や、空気を出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です。以下のような項目(肺気量分画)について調べ、その結果により肺機能を診断します。