治療の主流は、「CPAP療法」という方法です。
睡眠時無呼吸症候群は8年間放置すると、なんと死亡率が約37%になるという報告もあり、繰り返しになりますが、軽視すると怖い病気です。
しかしCPAP療法※などできちんと治療すれば、健常人とほとんど生存率は変わらないと考えられています。
家族や友人から、睡眠中の大いびきや呼吸の一時的停止を指摘されたことは無いでしょうか。もしあるとしたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性が疑われるので、専門医への受診をお勧めいたします。
※CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure=経鼻的持続陽圧呼吸療法、通称シーパップ)
鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除く治療法です。
中等症から重症の患者様にとても効果的で、今や睡眠時無呼吸症候群の最も重要な治療法となっています。